代表取締役 加藤玄一

早いもので2000年4月の創業から20年以上が経ちました。紙はもちろん、デジタルや動画など、あらゆる媒体を操る総合出版社を目指し、「メディアミックス」を合言葉にひたすら邁進してまいりました。その結果、東京オフィスや静岡オフィスの他にインドネシアのジャカルタにもオフィスを持つまでに至り、現地採用した若いデザイナーたちとインドネシアでのネットワークを広げています。

本や電子書籍、Webデザインやアプリケーションを制作するだけでなく、インドネシアの大学生たちとインターンシップを通して交流を深め、Webデザイナーを育成して日本に迎えるというビジネスモデルを確立しました。またインドネシアの登録支援機関として認可を受け、今後は日本企業とインドネシアの優秀な若い人材とのマッチングも進めて行きたいと考えています。

一方、日本の書籍事業では2019年に「日本写真絵本大賞」を創設し、写真でつづる絵本という新しいジャンルを社会に定着させ、多くの写真絵本作家を育てようという試みも始めています。既成概念にとらわれることなく新しい世界を創造していく。これこそが出版事業の原点であり、だからこそ私たちは常に新しいステージを目指すことができると信じています。そこで、ここから未来へ向かう私たちの合言葉は「グローバルデザイン」です。それはデザイン技術を磨くことだけを意味していません。大空出版という会社そのものを自分たちの手で大胆にデザインしていくのです。