インドネシア人材紹介事業

大空出版の新規事業「大空グローバル・ワーク・プラス」では
インドネシアの人材を多くの日本企業にご紹介しています。

特定技能や高度人材を紹介する対象分野は
介護、宿泊、外食、農業、漁業、食品加工、工業・建設、溶接、ビルクリーニングなど。

登録支援機関としての機能もあります。
出入国サポート、オリエンテーション、到着時の送迎、入居対応、トラブル対応など
インドネシア語と日本語の両方を話すことができるスタッフが対応します。

インドネシアの送出し機関(LPK)と連携して優秀な人材を日本の企業に送り届けます。

① インドネシアとの出会い

2000年の創業以来、大空出版は出版物の制作に加え、Webサイトやデジタルコンテンツの制作にも取り組んできましたが、Web事業の広がりに伴い、デザイナーやプログラマーなどの人材確保が長年の課題でした。
そうした中、2012年2月、初めてインドネシアのジャカルタやバンドンを視察。現地では、外資系IT企業などで働くインドネシア人のデザイナーやプログラマーと出会い、その技術力や成長意欲に触れる機会となりました。
帰国後、Webデザイナーの求人に応募してきたインドネシア人デザイナーを採用しました。彼は大空出版にとって初めてのインドネシア人社員となり、東京オフィスでの実務を通じて、デザイン業務だけでなく、日本の職場で働くうえで必要となるコミュニケーションや支援のあり方についても、多くの気づきをもたらしてくれました。
この採用をきっかけに、大空出版はインドネシアとの関係を深め、以降も継続的に現地視察を行うようになりました。

② インターンシップを通して学生たちと交流

2013年には、ジャカルタにあるBINUS大学を訪問し、日本語学科の授業を見学しました。教室では、多くの学生たちが日本語で会話しながら熱心に学んでおり、日本で働くことや日本との関わりに強い関心を持つ若者たちの姿に触れる機会となりました。

その後、大学側からの相談をきっかけに、大空出版ではインドネシアの学生を東京に招き、Webデザインを学ぶインターンシップを実施。学生たちは東京オフィスでの実務を通じて、Web制作の基礎や日本の職場での仕事の進め方を学びました。
当初は、年に1回から2回、2週間程度の短期プログラムとして実施していましたが、より実践的で継続的な学びの場をつくるため、2015年にはジャカルタに駐在員事務所を設置しました。ジャカルタ中心部のオフィスを拠点に、2カ月から6カ月間のインターンシッププログラムを行うとともに、インドネシア人Webデザイナーの現地採用にも取り組みました。

また、インターンシッププログラムの一環として、大空出版の自社サイト「Japan View」の制作にも携わってもらいました。インターン生たちは、Webデザインを学びながら記事の翻訳などを担当し、日本語を実務の中で使う経験を積むことができました。
こうした取り組みを通じて、大空出版は、インドネシア人材の学び、就労、定着に関わる実務経験を積み重ねてきました。

https://japanview.tv/

➂ インドネシアの若者の特徴

インターンシップや現地採用を続ける中で、大空出版は、インドネシアの若者たちが日本の文化や仕事に強い関心を持ち、意欲的に学ぶ姿に数多く触れてきました。日本のアニメ、ゲーム、ファッションなどのポップカルチャーをきっかけに、日本語や日本文化に関心を持つ学生も多く、日本で働くことを将来の選択肢として考える人材も少なくありません。
子どものころからテレビやSNSを通じて日本の作品に触れ、日本の文化や言葉に自然と親しんできた学生もいます。日本語を学ぶ学生たちは、大空出版との交流の中でも積極的に会話し、日本の仕事の進め方や考え方を知ろうとする意欲を見せてくれました。そうした姿勢は、Webデザインや記事制作、翻訳などの実務を学ぶ場面にも表れ、仕事を吸収するスピードや柔軟さにもつながっていました。
2016年以降、BINUS大学に加え、ダルマプルサダ大学、ナショナル大学、アルアズハル大学などとも順次インターンシップ契約を結び、現在までに100人以上の学生を受け入れてきました。インターンシップでは、Webデザインや記事制作、翻訳などの実務を通じて、日本語を使いながら仕事を進める経験を積んでもらいました。
2020年には、ジャカルタオフィスをスディルマン通りのプラザ・セントラル・アネックスビルに移転し、現地スタッフも約10人規模となりました。その中には、学生時代に大空出版のインターンシップに参加し、大学卒業後に入社した社員もいます。

現地スタッフは、明るく、コミュニケーション能力にも優れ、日本オフィスの同僚とも自然に関係を築いてきました。宗教や文化の違いはありますが、互いを尊重しながら働く姿勢や、異なる考え方を受け入れる柔軟さは、大空出版にとっても多くの学びとなっています。
インドネシアにはイスラム教徒をはじめ、ヒンズー教徒、キリスト教徒など、さまざまな宗教を持つ人々が暮らしています。多くの島々から成り、多様な民族や文化が共存してきた歴史もあり、異なる背景を持つ人とともに生きる感覚が、若い世代にも自然に根づいているように感じられます。
また、日本に対して親しみを持つ人が多いことも、現地での交流を重ねる中で実感してきたことの一つです。ポップカルチャーへの関心だけでなく、歴史的な背景も含め、日本に対する関心や憧れが、学びや就労への意欲につながっている面があります。
こうした交流を通じて、大空出版は、インドネシア人材が日本企業で働く際に必要となるコミュニケーション、生活面の支援、職場への定着に関する知見を蓄積してきました。

④ 新たな実験的取り組み

インドネシアの若者たちが日本に関心を持ち、日本で働くことを前向きに考えている姿に触れる中で、大空出版では、彼らをより実践的に応援できる方法を模索するようになりました。
そこで2018年から、現地採用したWebデザイナーを東京に招き、東京オフィスのスタッフとともに仕事をする取り組みを始めました。会社で住まいを用意し、日本での生活に親しめる環境を整えながら、実際の業務を通じて日本の職場で働く経験を積んでもらいました。
この取り組みは、大空出版にとっても新たな実験でした。インドネシアの若者たちが、日本の生活環境や職場にどのように馴染んでいくのか。どのような場面で支援が必要になるのか。企業側はどのような準備をしておくべきなのか。それらを、実際の受け入れを通じて確認していく機会となりました。
2020年3月までに3人の現地採用スタッフが東京へ異動し、その後も2022年、2023年にそれぞれ現地採用スタッフが東京オフィスでの業務に携わっています。彼らは日本での生活や仕事に適応し、東京オフィスの一員として業務を進めてきました。
この経験から、インドネシアの若者たちが日本の環境に適応し、力を発揮できる可能性を強く感じると同時に、外国人材の採用では、紹介するだけではなく、入国前後の準備、生活面のサポート、職場でのコミュニケーション支援、就労後のフォローが重要であることを実感しました。

⑤ 新規事業のスタート

こうした取り組みを事業として広げるため、2020年1月には登録支援機関としての登録を行い、特定技能人材が日本で安心して働き続けられるよう、企業と人材の双方を支援する体制を整えました。
大空出版が目指したのは、単に人材を紹介することではありません。インドネシアの若者たちが日本で働く際に感じる不安や、受け入れ企業が抱える戸惑いを減らし、双方が安心して働き続けられる環境づくりを支えることです。
しかしその矢先、新型コロナウイルスの世界的な流行により、海外との往来や人材交流は一時的に大きな制約を受けることになりました。
その後、状況の変化に合わせて準備を進め、2023年10月には有料職業紹介事業許可を取得しました。さらに、インドネシアの送り出し機関とも連携し、インドネシア人材を日本企業へ紹介するための体制を整えています。
大空出版の外国人材紹介事業は、2010年代から続けてきたインドネシアの大学・若者との交流、インターンシップ、現地採用、東京オフィスでの就労受け入れの経験を土台としています。
インドネシアの若者たちを応援したいという思いと、日本企業の人材課題を支えたいという考え。その両方をつなぐ事業として、採用から定着までを支援しています。