
杉山アナのアンチ巨人、大鵬、卵焼き
- 著者:杉山邦博・荒井太郎
- 発売:2025年7月29日
- 判型:B6判
- 頁数:376ページ
- ISBN:978-4-86748-014-4
内容
1953年(昭和28年)にNHKに入局以来、71年間大相撲を見続けて来た杉山邦博さん。多くのスポーツ実況にもかかわり、今年95歳を迎える。昭和の生き証人として巨人・大鵬・卵焼きを語る。
“巨人 大鵬 卵焼き”は、なぜ昭和の子供たちに支持されたのか。
相撲と野球は、ラジオやテレビの電波放送により急速に普及をしました。強い横綱や強打者のホームランを観て喜びや感動を共有することができるようになったのです。
昭和33年に東京タワーが出来てテレビ時代に突入しテレビが普及。高度経済成長期の昭和36年には大きくて強い横綱「大鵬」が誕生。同時期に巨人がV9を達成し、子どもの好きな言葉を並べた“巨人 大鵬 卵焼き”という言葉が出来上がります。
カラーテレビの普及、大相撲中継、東京オリンピック・・・。数々の現場に立ち会ってきた生き証人の元NHKアナウンサー「相撲の杉山」さんと相撲ジャーナリストの荒井太郎さんが、当時の昭和を、テレビ放送を、なにより大鵬を熱く語っています。
杉山邦博(スギヤマクニヒロ)
1930年福岡生まれ。元NHKアナウンサー。名古屋局、福岡局を経て、その後東京、大阪など大相撲の本場所開催地に在籍。「相撲の杉山」と呼ばれる。プロ野球の実況や、第1回東京オリンピック、メキシコオリンピックの実況も担当。東京相撲記者クラブ会友。日本福祉大学生涯学習センター名誉センター長、同大学客員教授。
荒井太郎(アライタロウ)
1967年東京生まれ。相撲ジャーナリストとして専門誌に取材執筆、連載も持つ。テレビ、ラジオ出演、コメント提供多数。近著に横綱稀勢の里を描いた「愚直」(産業能率大学出版部)など著書多数。早稲田大学エクステンションセンター講師